日本人の計算力は世界で通用する!数字に強いと仕事で有利な理由
高学歴のインド人にはかなわないかもしれないけれども、それでも世界の平均的な水準よりずっと上だという印象を著者は持っているそうです。
■暗算ができるとビジネス上で有利
では具体的に、数字の強さはビジネスにおいてどのように活きてくるのでしょうか?
当然のことながら、計算の正確さやスピードは電卓やエクセルの方が上ですから、決定的な差別化の武器にはならないでしょう。
ただしそれでも、数字に強いと勢いに流されにくくなるというメリットがあるのだといいます。
先に触れたとおり、特にアメリカでは大雑把に数字を扱う傾向があるため、現実的でない過大な目標を背負わされることがあるそうです。
しかしそんなときに素早く暗算できれば、話がどんどん先に進む前に突っ込みを入れられるわけです。
■数字で考えると冷静な判断が可能
また、チームメンバーがエクセルで組み立てた定量分析に誤りがあったときなど、そのことにすぐ気づくのも、暗算で数字の全体感がつかめる人。ビジネスの現場では、数字で考えることによって冷静な判断ができるという場面は少なからずあるもの。
決定的な差別要因にはならなかったとしても、強みとして積極的に活用すべき能力だと、著者は主張しています。