なぜ半額シールは嬉しい?私達が「欲しい!」と思うお得感の正体
『売れる販売員の全技術』(井上健哉著、かんき出版)の著者は、保険の営業マンや経営コンサルタント業務と並行して、幅広い業種に向けた研修セミナーやコンサルティングを推進しているという人物。
本書ではそんな経験を生かし、100種もの「売れるコツ」を明かしているわけです。
きょうは第2章「販売以前の心理戦! 「欲しい」と思わせる4つのツボ」から、「お得感」についての記述を引き出してみます。
■お得感とは「欲しい」を引き出すツボ
たとえば夕方のスーパーのお惣菜、お弁当コーナーで、商品に「300円引き」「30%オフ」「半額」などのシールが貼られると心がワクワクしてしまうもの。
そんな「お得感」に触れると、気が大きくなってつい多く買ってしまったりしてしまいがちです。なぜなら、買いもの自体の「満足感」が高まるから。
つまりお得感は、私たちの「欲しい」を引き出す大きなツボになるのです。
■ユーザーの「基準」と実際との「差」
しかし「価格」だけではなく、「時間」「質や量」「サービス」によって生まれるお得感もあるといいます。
たとえば「時間」なら、レストランでの「18時までの入店に限ったドリンク半額、オフシーズンや平日限定の格安ツアーなど。