大人向けのぬり絵が世界で200万部の大ヒットとなった理由7つ
いま、欧米を中心に大人向けのぬり絵が流行しています。
スコットランドのイラストレーター、ジョハンナ・バスフォードさんが2013年に出版した大人向けぬり絵、『ひみつの花園』がブームの火つけ役。
発売から2年が経った現在でもAmazon.comのベストセラーで1位になっており、これまでに世界中で200万部が売れました。
しかも、現在もAmazon.comベストセラーの上位20タイトルのうち、大人向けのぬり絵本が計6タイトルを占めているのです。
自分で絵を描く自信がない人でも、ぬり絵なら塗るだけで創造する楽しみを味わうことができる。それが人気の秘密かもしれません。
でも、他にも人気の理由がありそうです。トレンドに敏感な女性向けのサイト『Bustle』をもとに、秘密を探ってみました。
■1:著名精神科医が「曼荼羅ぬり絵」を処方したから
分析心理学で知られるカール・ユングは、セラピーの一環として自分の患者に曼荼羅(まんだら)を描いて塗らせました。ユングは、曼荼羅が「自己の全体性を表現するもの」であり、色が「無意識の部分を表現するもの」であると考えていたそうです。現在、大人向けの曼荼羅ぬり絵もたくさん発売されています。