子どもは何人ほしい?人数別「女性のタイムリミット」が明らかに
女性が何歳までに子どもを産むべきかは、「何人ほしいか」「体外受精をしてもいいか」によって違うのです。
■体外受精をするかしないかで異なるタイムリミット
研究では、コンピューター上で10,000組の夫婦のシミュレーションを行いました。
一定の期間内に夫婦が妊娠する確率、流産する確率、子どもができない確率などを計算したのです。また、「子どもがなかなかできない夫婦の一部は体外受精を試みる」という想定の計算もされました。
その結果、体外受精をせずに75%の確率で子どもがほしい夫婦は、1人なら女性が37歳、2人なら34歳、3人なら31歳までに1人目の子を産まなければならないということがわかりました。
体外受精をする想定でも、90%の確率で子どもがほしい場合は、1人なら35歳、2人なら31歳、3人なら28歳までに1人目を産まなければなりません。
研究者は、「高い確率で望む人数の子どもが欲しいなら、体外受精をする場合も、どんなに遅くとも31歳までに産まなければなりません。体外受精をしないならそのタイムリミットはもっと早く、27歳までには妊娠しなければなりません」といいます。
■アメリカではオランダより体外受精の成功率が高い
不妊治療を専門とするアメリカのイヴリン・モクリン助教授は、アメリカでは研究が行われたオランダよりも妊娠できる年齢は高いだろうと考えています。