2000年以上前アリストテレスが確立した人を動かす3つの要素
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もちろん実際の場面では、ここまで単純化できるものばかりではないでしょう。
しかし実際に人が人を説得するシーンにおいては、この3つが常に複雑に入り混じっているのだというわけです。
だからこそ現実の議論では、「人柄」「聞き手の気分」「話す内容の正しさ」の三拍子をそろえる心構えが大切になるという考え方。
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この基本的な考え方を確認してみるだけでも、アリストテレスの弁論術が私たちの役に立つものであることがイメージできるのではないでしょうか?
だからこそ、本書に書かれた内容を実際のビジネスシーンで役立てたいものです。
(文/印南敦史)
【参考】
※高橋健太郎(2015)『どんな人も思い通りに動かせるアリストテレス無敵の「弁論術」』朝日新聞出版