会う目的は明確に!日本と大きく違う世界の「時間に対する意識」
日本ではアポ当日まで「目的」が明確にならないことも少なくないので、これは少し意外でもあります。が、この部分を怠ったとしたら「時間のムダ」になってしまうという考え方なのです。
欧米はもちろん、中国、インド、ベトナムなどのアジア圏でも、アポを取る際には目的をクリアにしなければならないそうです。
目的を明確にすることによって、時間を有効に使うことを意識するというわけです。
■なんのための時間なのかを考える
日本人同士のコミュニケーションの根底にあるのは、ことばで多くを語らなくても伝わるという考え方。いい方を変えれば、コミュニケーションをつくり上げていく意識が低いのではないかと著者は指摘します。
しかし、グローバルスタンダードのビジネスコミュニケーションは効率重視なので、日本人のやり方では通用しないそうです。
どんな情報を提供し合えば商談が効率よく進められるのかを、充分に考える必要があるということ。
だからこそ、「なんのための時間なのか」を自問自答することが重要なのです。■時間に対する意識を磨く必要がある
著者はグローバルビジネスに取り組むなかで、「世界市場で活躍する元気な企業ほど、いろいろな企業と商談をして多様な考え方を取り入れたり、積極的に学ぼうとしている」