何ヶ国語も自在に操れるのは子どもだけ?それとも大人でもOK?
現代では、他の国の人と交流する機会も少なくありません。でもコミュニケーションの際、「スムーズに会話できたら、もっと楽しいだろうな」と感じることも……。
そこで今回は、「外国語の習得」を科学的に分析してみましょう。
■多言語話者・ポリグロットとは何か
二ヶ国国語を話すことをバイリンガル(bilingual)、母国語を話す人をネイティブスピーカー(native speaker)といいます。
母国語に加えて二つの言語を使える人は、三ヶ国語でトライリンガル(トリリンガル、trilingual)、もっと多くの言語を操れる人たちはマルチリンガル(multilingual)、あるいはポリグロット(polyglot)ともいいます。
母国語と合わせて六ヶ国語以上話せる人たちは、ハイパーポリグロット(hyperpolyglot)と呼ばれるようです。ハイパーポリグロットの中には、五十ヶ国語以上も使いこなせる人もいるのだとか。
それほど極端な例は別としても、世界では数ヶ国語を同時通訳し、十数ヶ国語も翻訳できるハイパーポリグロットが活躍しています。
彼らの言語能力は、アスリートでいえば、オリンピック級です。