日本人は貯金大好きなのに「お金持ちは無駄な貯金をしない」理由
に備えるという考え方。
想定していなかった事態に直面したとき、まとまったお金があるのとないのとでは雲泥の差があるからです。
しかし、貯金が多いからといって、アクシデントに対して無限に対応できるわけではありません。
■貯金以上にスキルや人脈が大切
年収400万円で年間支出が350万円程度だった人が、職を失ったとします。しかし収入がなくなったからといって、支出もゼロにすることは不可能。
だとすれば、年収がゼロでも支出は300万円近くかかるということになります。
その場合、仮に500万円の貯金があっても、それで食いつなげるのは1年半。
では、そんなときにはなにが頼りになるのでしょう?
ここが重要で、つまりこうした場合に頼りになるのは、むしろお金ではなく、すぐに転職や独立を実現できるスキルや人脈を持っていること。
ひと昔前なら、将来を見通すことは簡単でした。しかしこれからは、イノベーションの発達により、職業のスキルは10年で陳腐化するといいます。
だからこそ、世のなかの変化に合わせて、自分の技能も変えていくことが必要。
そのためには自己投資が不可欠なので、いざというときに必要な額を除いては、まとまったお金は「自己投資」