天気予報では「降水確率0%」なのに雨に降られることがある理由
たとえば「東京の降水確率は50%」なら、「東京地方のどこかで1ミリ以上の雨が降る」と100回予報されたうち、50回は雨が降っているという意味だということ。
「東京地域の50%の範囲で雨が降る」という解釈は間違いなのです。
もし「降水確率100%」という予報なら、その地区内で過去に同じような気象条件になったときに、「100回の予報中、100回すべて雨が降った」ということです。
■そもそも天気予報の傘(雨)マークは信用できないものだった!?
したがって降水確率が0%なら、過去に同じような気象条件で100回予報が出された場合、0回雨が降った、つまり一度も雨が降らなかったということになります。
あくまでも確率ですので、同気象条件の101回目に当たれば、雨に降られてしまうことがあるという話。
これでは、天気予報はほとんど信用できないかのように聞こえてしまいますが、現在、天気予報の的中率は82%といわれています。5回に4回の高確率で当たるところまで天気予報の精度は高まっているのです。
20年前とくらべると、的中率は5%も上がっているのだとか。
天気予報が外れてばかり、というわけでもなさそうです。