パスワードは3つに分けて!家族が困らない「デジタル遺品」管理
このレベルでは、銀行口座やクレジットカードのパスワードが盗まれたときほどのダメージはないものの、「なりすまし」行為などによって結果的に金銭的被害や、信用低下にまでおよぶ可能性も。
[C]他人に盗まれても実害のない、あっても極めて軽微なパスワード
Cは、無料サイトのパスワード&ID、会員限定ニュース記事やメルマガなどのパスワード&IDなど。
無料なので銀行口座やクレジットカード情報は入力していないので、金銭トラブルに巻き込まれる心配はなし。単純で、おぼえやすい文字列で大丈夫だそうです。
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このように、重要度によってパスワード&IDを3つに分類することで、情報セキュリティ上の安全性は格段に上がることに。
デジタル遺品管理の第一ステップとして、まずは手をつけておきたいところです。
そして以後も、本書を利用しながら大切な情報を緻密に管理すれば、なにがあっても安心できることでしょう。
(文/書評家・印南敦史)
【参考】
※萩原栄幸(2015)『「デジタル遺品」が危ない: そのパソコン遺して逝けますか?』ポプラ社