人間は2045年に不要になる?人工知能の進化が引き起こす恐怖
ご存知のとおり、2045年に人類は「コンピューターが人間の知能を超える境目」=シンギュラリティ(技術的特異点)を迎えることになるといわれています。
それどころか、やがて人工知能が私たちの生活を脅かすようになるという説も……。
では、そんな時代が訪れたとき、私たちはどうすればいいのでしょうか?そのことについて考えているのが、『人工知能に負けない脳人間らしく働き続ける5つのスキル』(茂木 健一郎著、日本実業出版社)。
著者が脳科学者という立場から、決して避けて通れないこの問題についての考えを記した書籍です。
しかし、そもそも2045年問題は本当に起こるのでしょうか?
■人工知能が進化し続けると人間は不要になる
この問題について著者は、「たしかに、シンギュラリティは間違いなく起こるはず。ただし、その意味については、きちんとした説明が必要だ」といいます。
意識しておくべきは、人工知能の発達によって人工知能の能力がどんどん「ブラックボックス化」していくということだとか。
これまでの人工知能は、人間の手によってアーキテクチャー(構造)が開発されてきました。
ひとつひとつの要素を人間がプログラムとして書き込んでいたため、その特徴も把握できていたということ。