日本とイギリスどっちが女性は昇進しやすい?数字で比較してみた
「Glass ceiling」という英語のフレーズを聞いたことはありますか?
直訳すると「ガラスの天井」、つまり「目では見えにくいけれど、そこから上には行けない天井のような限界がある」という意味。一般的に、組織内で女性がなかなか昇進できない状況を指しています。
女性の社会進出が日本を含むアジアよりずっと進んだ英語圏でも、女性であることがハンデとなってなかなか昇進できない事実があることを、この表現は意味しています。
では実際のところ、組織内で女性はどの程度、昇進できているのでしょうか。イギリスと日本での状況を数字で比較してみました。
■イギリスと日本の取締役比較
イギリス:大手100社の女性取締役:26.1%
イギリスのロンドン証券取引所(FTSE)に上場している100社(FTSE100)の取締役における女性の割合は、26.1%でした(2015年第3四半期の調査結果)。ちなみに女性CEOがいる会社となると、わずか5社になります。
それでも、2010年の12.5%と比べると倍近く増加しました。
ちなみに、100社から350社(FTSE350)にまで広げると、女性取締役の割合は21.9%と若干下がります。