10代は誰でも23時前に眠れない?体内時計に関する4つの事実
概日リズムとは、約24時間周期で変動する生理現象のことで、体温と、睡眠に関係するホルモンの分泌により調整されます。動物、植物、菌類など、ほとんどすべての生物に存在しています。
■3:ティーンエイジャーの体内時計は特別
10代のころは夜ふかししても全然平気だったのに、いまは眠くて仕方がない。そんな経験はありませんか?
10代の体内時計は、成人や幼児とくらべて睡眠時間の遅延が発生しています。これは、メラトニンが夜の遅い時間に多く分泌されるからで、午前は3~7時、午後は2~5時と、3時間のずれが発生する傾向にあります。
そのため、23時前に寝つくのは難しくなるのです。夜ふかしは単なる“若気の至り”ではないのですね。
■4:電磁波と不規則な生活は健康に悪い
携帯電話などから発せられる電磁波は、体内時計に悪影響をおよぼします。
画面から出る人工的な光は脳を混乱させ、睡眠状態にはいるための正しい計算ができなくなるのです。また、不規則なシフトで働く人は就寝する時間もバラバラ。そのため、体内時計が狂い、健康へのリスクが高まるそうです。
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私たちの身体は、意識せずとも健康に生きるための時間調節を自ら行っているのですね。