海外35ヶ国でも流行中の「シンプル生活」に潜む危険な落とし穴
ベストセラーとなった、近藤麻理恵さんの著書『人生がときめく片付けの魔法』(サンマーク出版)。日本国内で155万部を超えただけでなく、海外35ヶ国でも翻訳されてやはり大ヒット。全世界で200万部を超える売り上げを記録しました。
「必要のないモノに囲まれてごちゃごちゃ生きるより、大切で、手に取ってときめくモノだけを残してシンプルな生活をする」というメソッドはとてもわかりやすくて実践しやすいもの。
余計なモノは、思いきって捨ててしまったほうがいいような気がしますよね。
しかし、『「きれい」が続く片づけのアイディア&テクニック』(日本文藝社)などの著書があるホームオーガナイザーの吉島智美さんによると、そこには4つの危険な落とし穴が潜んでいるそうです。
■1:世界が広がらない
不必要なモノを捨てるのは、気持ちがいいです。まして、“手に取ってときめく”モノだけを残しているのですから、残されたのは当然、自分の好みに合うモノばかり。
そういったモノに囲まれて暮らすのは幸せですよね。でも、「価値観の違うモノを手あたり次第に排除してしまっては、世界が広がりません」と吉島さん。
ときには違和感にも寄り添い、モノを通して自分の世界を広げることも必要かもしれません。