世界的に見ると日本の万単位はレア表現?外国人が戸惑う数字の桁
「数の数え方は万国共通」
なんとなく、そんなふうに思っていませんか? でも、実はそんなことはないのです。特に数が大きくなると、桁の数え方は国によって違ってきます。
実は、日本の桁の数え方は世界の言語のなかでは少数派。外国人から見ると、どんなところが難しいのでしょうか?現役日本語教師のぽんさんに伺ってみました。
■どんな言語でも数字の読み方は難関
「数字の読み方は、外国語学習において難関のひとつ。おぼえる量が多い上に使用頻度も高いからです。まず単純に1から10までの10の単語をおぼえなければなりませんよね。さらに100、1,000と数が大きくなると桁の読み方もおぼえなければなりません」
英語ならまだなんとなくわかりますが、たとえばタイ語などを勉強しようと思ったら、1から10までの読み方をおぼえるだけでも大変そうですよね。
「値段、時間、住所など、数字は日常生活でかなりの頻度で登場します。なかでも値段の読み方は、桁が大きい数字を使うことが多いので大変なのです」
たしかに英語を勉強したとき、特に大きい数字の読み方をおぼえるのに苦労した記憶があります。では外国人が日本語の数字の桁を学ぶとき、どんなことに苦労するのでしょうか?
■日本の桁はゼロ4つでひと区切り!
「外国人がつまずきやすいのは、『千』と『万』です」