世界に2人しかいないヒマラヤ大聖者が伝える「幸せに生きる術」
「幸せになりたい」という想いは、誰しもが抱く普遍的なものですよね。私たちはそのために努力もたくさんします。けれど、その結果、本当に幸せに近づいているのでしょうか。
『ヒマラヤ聖者の太陽になる言葉』(相川圭子著、河出書房新社)の著者はヨガマタ(ヨガの母という意味)の相川圭子さん。
現在、会うことのできる世界でたった2人のシッダーマスター(ヒマラヤ大聖者)のひとりです。彼女は史上初の女性のシッダーマスターでもあります。
いままでのやり方に疑問を抱きつつ、ペダルをこぐ足を止められないのもまた、私たちなのだと思います。なにより、現代の生活は忙しすぎます。
多すぎる情報、複雑な人間関係、誰もが疲弊して、助けを求めています。
手はじめに、「幸福とはなにか」を考えなおしてみるのはどうでしょうか。「現代瞑想の母」と呼ばれる相川さんの言葉が、きっとその道のガイドとなるはずです。
■幸福になりたいのに何が幸福かわからない私たち
たいていの人は、幸福とは、いま自分にないものを手に入れることと思い込んでいるようです。しかし、相川さんは問いかけます。「欲しかったものが手に入って喜んだのもつかの間、次の瞬間、また次のものが欲しくなったりした経験はありませんか?」