叱る5倍はほめてあげるべし!精神科医が語る子どもゴコロ心理学
その後の人生にも影響してしまうような、大きな劣等感を植えつけてしまう恐れもあるようです。もちろん、ほめる場合もまわりとくらべた表現はよくありません。
他の子とは比較せず、その子自身のよいところをそのままほめてあげるのがよさそうです。
■ダメな理由を子どもにも理解させよう
「ダメ!」「なんでそんなことするの!」などと頭ごなしに叱っても、子どもは「なぜダメなのか」を理解できません。また、怒りをぶちまけるような感情的な叱り方も子どもにとってよくないようです。叱るときは落ち着いて「なぜダメなのか」理由を必ず伝えることが大切。
また、人格を叱るのではなく、その子の行動に焦点を当てて叱るということも重要なポイント。叱った後に子どもがよい行動をしたら、笑顔でたくさんほめてあげましょう。
子どもは自分がした行動がほめられると、うれしくなってまたその行動を繰り返すようになるようです。
子どもがよくない、危険なことをしたら、叱ることはあるでしょう。しかし、頭ごなしで叱るのではなく、正しい叱り方のポイントを押さえれば、子どもだってよいことと悪いことの区別がついてくるはず。*
その他、この本では大人が疑問に思う、赤ちゃんから小学生までの子ども心や気持ちを代弁してくれています。