10年で4000%リターン実現の投資家に学ぶ「お金の考え方」
が行き詰まりを見せています。
その結果、世界の債権国は中国、日本、シンガポールとアジアに集中。
こうした情勢について著者は、人、モノ、芸術、すべてがお金の流れについていくものだと記しています。
先に触れたとおり著者はアメリカからシンガポールに引っ越しましたが、それもこのような世界の動きから判断したものだということ。
■著者は「バブルは必ず崩壊する」と予測
リーマンショック前の住宅ブームについては著者も、「明らかに異常」だったという印象を持っているそうです。
「アメリカで過去にあんな事態が起きたためしはなかった」とも書いているので、皮膚感覚としてかなりの衝撃をおぼえたのでしょう。
頭金もなく、仕事にも就いていない人が何軒も家を買えたわけですから、当然といえば当然です。
そんなおかしな光景を目の当たりにしてきたからこそ、著者は「バブルは必ず崩壊する」と断言しています。
過去の歴史を振り返れば、容易にわかることだとも。■ひたすらお金を刷っても問題解決しない
大昔から、経済的に行き詰まると、政治家たちは「お金を刷る」という手段に走ってきたものです。
しかし歴史を紐解くと、こういった政策がよい結果をもたらしたことはないとか。