5年後の目標はトップダウンで!成功する「数値目標」の立て方
『起業するならもっと数字で考えなきゃ!』(香川晋平著、あさ出版)の著者は公認会計士。
そのキャリアにおいては、前職で立派な「黒字社員」だったにもかかわらず、起業するとたった1年も待たずに「赤字起業家」となってしまう人をたくさん見てきたのだそうです。
なぜ、そんなことが起きるのでしょうか?
著者によればそれは、従業員として活躍するために必要な能力と、起業家として成功するために必要な能力が、まったく異なるものだから。
さらに起業家は、自分が行う事業に対する全責任を負う立場。
だからこそ、成功する見込みがあるのか、どのように起業の準備を進めていくべきなのか、どうやってお金を集めるか、なにに注意して事業を展開していくべきか、どこまで事業を成長・拡大させるべきかなどについて、常に「数字」という客観的な指標をチェックしながら判断していかなければならないと記しています。
つまり「黒字社員」の何倍も、数字で考える習慣が求められるということ。
■起業で大事な「売上の数値計画」の立て方
ところで起業の相談に乗っているとき、著者は職業柄、必ず「売上の数値計画」を聞くのだそうです。
当然のことながら、大きな売上目標を掲げる方がいれば、控えめな人も。