5年後の目標はトップダウンで!成功する「数値目標」の立て方
だから、3年の中期計画はボトムアップ方式で立てた方がよいのだという考え方です。
そして実行段階においては、トップダウン方式で掲げた目標数値を「必ずできる」という自信を持ち、楽観的な気持ちでビジネスに臨むべきだということ。
■楽観的と悲観的どちらが欠けていてもダメ
ビジネスを軌道に乗せるには、このように、楽観的な視点と悲観的な視点をうまく使い分けることがポイントになるという考え方です。
どちらが欠けていてもダメだし、またタイミングを間違えても失敗してしまうもの。
だからこそ、この点を肝に銘じておかなければいけないと著者は主張しています。
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著者の会計事務所があるのは、お笑い芸人ダウンタウンの出身地である兵庫県尼崎市。接してきたビジネスマンの多くが「~はアカン!」などといった言葉をつかうのだといいます。
本書に紹介されている言葉の多くが関西弁になっているのはそのせい。
そのぶん親しみがあって読みやすいので、起業に関するポイントを楽にチェックすることができることでしょう。
(文/書評家・印南敦史)
【参考】
※香川晋平(2015)『起業するならもっと数字で考えなきゃ!』あさ出版
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