ひとつの作品に3分間かけて見るべし?美術館との楽なつきあい方
とはいえ、すべての作品に3分かけることは現実的に不可能。だからこそ、上記の「引っかかり鑑賞法」を応用すればいいということ。
まずざっくりと見て、引っかかりをおぼえた作品に3分間かけるという見方で十分だというわけです。
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本書を読むと、美術は決して難解なものではなく、アプローチの仕方次第榮倉でも身近になるということを実感できるはず。
美術や美術館に少しでも興味があるなら、ぜひ手にとってみていただきたい一冊です。
(文/書評家・印南敦史)
【参考】
※藤田令伊(2015)『芸術がわからなくても美術館がすごく楽しくなる本』秀和システム