4500年前は麦や米などの穀物がお金?歴史に学ぶ「お金の話」
『「24のキーワード」でまるわかり! 最速で身につく世界史』(角田陽一郎著、アスコム)の著者は、TBSテレビのプロデューサー。『さんまのスーパーからくりTV』を筆頭から『EXILE魂』まで、数多くのバラエティ番組をつくり続けてきたのだそうです。
そんな実績の持ち主が世界史の本を書くというのは不思議な気もしますが、著者はその理由について「世界史とはバラエティであるから」だとしています。
なぜなら歴史とは、あらゆるジャンルにおいて、「いままで、なにが、どういうふうに起こったのか」を研究する学問だから。
たとえば物理について知りたければ、「物理の歴史」を学べばいい。ビートルズが好きなら、「ビートルズの歴史」を調べればいいのだという考え方。
つまり、「歴史を学べば、なんでも知ることができる。なんに興味を持ってもいい」という意味で、“バラエティな雑食性”があるということです。
だからこそ本書は、著者自身が経験してきたバラエティ的な方法によって、世界史に企画や演出で色づけをしてみようという意図でつくられているのです。いわば、「おもしろい!」というように純粋な興味を持ってもらうことを主眼とした、「世界史の入り口」