言葉がほしい時は無駄な数千の言葉ではなく「心に響く一言」を!
きょうで2015年も終わり。みなさんにとって、今年はどんな一年だったでしょうか?
「いい年だった」と感じる人も、そうでない人もいらっしゃるでしょうが、いずれにしても、心を清らかにして新しい年に望みたいところではあります。
そこできょうは、心をすーっと軽くしてくれるような一冊をおすすめしたいと思います。
その名も、『猫ブッダは悩まニャイ – しあわせに生きる84の方法』(宮下真著、ワニブックス)。
「はじめに」には「あるとき、飼い主さんの机の上に古い本を見つけた。『ダンマパダ』だ。ブッダの本?仏教によくある古めかしくて説教臭い言葉を連想した。でも読むと、そのことばはじつにシンプルで、猫にでもわかった。
文章はみんな短くて、ツイッターのつぶやきのようでもある」といった記述があります。
これはつまり、仏教の原始経典である『ダンマパダ』を、猫が解説していく、ユニークな書籍なのです。
と聞くと、「ふざけた本なのかな?」と思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
それどころか、あえて『ダンマパダ』を“猫目線”でとらえ、そして「ニャ」のついた“猫語”で解説することにより、とかく難しくとらえられがちな仏教の原始経典を身近なものにしているのです。