言葉がほしい時は無駄な数千の言葉ではなく「心に響く一言」を!
しかし、「自分の幸せのため」と切り替えて考えてみれば、たしかに仕事への姿勢が変わって、「もうひとふんばりしよう」という気持になれるような気がします。
ちょっとした意識の違いによって、ものごとはよくも悪くもなるということ。
そして、その考え方の裏側には、言葉が持つ大きな力が隠れているようにも思えます。
なにより、そのことをブッダの教えが証明してくれているわけです。
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冒頭でも触れたとおり、猫が書いたというコンセプトに基づく本書には「ニャ」が多用されています。
読むまでは、「それが気になってしまうかもしれない」と思っていたのですが、実際には意外なほど抵抗なく読めてしまえます。
お正月休みにパラパラとページをめくるのに適した一冊だといえるでしょう。(文/書評家・印南敦史)
【参考】
※宮下真(2015)『猫ブッダは悩まニャイ – しあわせに生きる84の方法』ワニブックス