最初の30秒は相手が興味をもつ話を!心をつかむプレゼンのコツ
「口ベタだから」、あるいは「あがり症だから」。それ以前に、「理由はどうあれ、そもそも自信がない」という方もいらっしゃるでしょう。
いずれにしても、ビジネスに欠かせないプレゼンテーション(以下プレゼン)について、なんらかの苦手意識を持っている方は少なくないはずです。
そこでおすすめしたいのが、その名も『ぐるっと! プレゼン』(西原猛著、すばる舎リンケージ)。
「一般社団法人日本プレゼンテーション教育協会」の代表理事を務めるプレゼンテーション・ディレクターである著者が、「伝わるプレゼン」のコツを明かした書籍です。
■プレゼンも第一印象で決まる
食事をするとき、目の前にある料理が「おいしそうかどうか」を判断する際に重要な意味を持つのは、当然のことながら「見た目」です。
おいしそうな彩りや盛りつけであれば味にも期待できますが、お皿に大雑把に持ってあるだけなら、味に期待が持てなくても当然だということ。
著者によればプレゼンもまったく同じで、まず「見た目」で第一印象が決まるのだそうです。
つまりは「好き」「嫌い」「期待できそう」「生意気」などが直感的に判断されるということ。
だとすれば、この段階で悪い印象を与えると、最初から否定的に捉えられてしまうわけです。