ただ「食べるだけ」の大食い選手権が20年以上も続いている理由
■2:番組的なレア感
大食い番組は一時期、各局で放送されている人気番組でしたが、真似をした子どもが窒息死する事故が起きてからは自粛され、現在はテレビ東京のみの放送となっています。
そのレア感も相まって、細く長く続けられているのではないでしょうか。震災に影響で一時期は放送を休止したものの、その後人気を取り戻し、現在まで放送されています。
バブル期には多くの番組が制作され、内容も豪華でした。現在は早食いよりも大食いにシフトしており、事故を招く危険な早食いは禁止となっています。そういったルールも整備され、より安全に、より楽しく、大食いを楽しむスタンスが、番組の参加者や製作者側にも、そして視聴者側にも整いつつあります。
参加者全員に健康診断も行っており、健康状態に問題がある場合は参加が不許可になります。競技中も医師がついており、ドクターストップがかかることもあります。
安全には最大限の配慮をしており、無理をしない、させない、競技を煽らないといった気遣いがなされています。■3:見ている側の高揚感と安全への希求
食という根源的な欲求を満たすことを思う存分見ることができるので、グルメ番組はとても人気です。