その案は3秒で説明できる?ひっくり返した企画を納得させる方法
■わざわざ奇をてらう必要は全くない
奇をてらったことや、エッジの効いたことには、たしかに人を惹きつける力があるでしょう。
著者もそれは認めていますが、しかし、行き過ぎると危険だともいいます。なぜなら、それは限られた人にしか受けなくなってしまうから。
だからこそ、もしも今後広めたい企画や活動があるのだとしたら、内容を3秒できるか試してみるべきだと著者。
難しければまだ熟考の必要があるということですし、3秒でわかりやすく説明できたとしたら、これからブームを起こすためのひとつの条件がクリアされたといえるそうです。
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本書を語るに当たって重要なポイントは、ここに書かれていることが、決して特別な人にしかできないことではないということ。柔軟な発想力さえ持つことができれば、誰にでも応用できることなのです。(文/書評家・印南敦史)
【参考】
※寺井広樹(2015)『企画はひっくり返すだけ! 「離婚式」「涙活」を成功させたぼくのアイデア術』CCCメディアハウス