97歳の女性が伝授!全世代に響く「歳を重ねることへの心構え」
という合図なのかもしれないと著者は感じたのだそうです。
そして、そんなときは「いつまでも健康ではいられない」ことを前提にして、老後の人生設計をもう一度考えてみるべきだとも記しています。
老いて失うものは数多くあるけれど、それはずっと前からわかっていたこと。
こういったことを嘆くよりも、楽しむくらいの心づもりでいたいということです。
■できないことをいちいち気にしない
つい先日はできたことが、きょうはしんどくなる。五十肩の話だけでなく、それは歳をとればよくあることかもしれません。
そんななか、「できなくなった」を何度も経験するうちに、著者はできない自分を嘆くことをやめたといいます。
理由はいたってシンプル。
できないことはできないと認める方が、ずっと楽だと気づいたから。
できないことは仕方がない。だから、できないことを受け入れたうえで、「これからはどうやればいいのか」「他にやりようはないのか」と考えるようにしたというのです。できないことを数え上げると、悲しくなって当然です。しかしそうではなく、自分ができること、できないことはなんなのか、それぞれを知っておくことが必要だという前向きな考え方です。