日本人は11兆円も食べ物を無駄にしている!深刻な食品廃棄問題
この中で日本は、先進アジアに含まれます。日本単体では1,940万トンの廃棄量のうち、1,000万トンが家庭など消費者によるものです。私たちの食品廃棄に関する意識がまだまだ低いことがわかります。
■大量の食品が廃棄されてしまう5つの理由
まだまだ食べられるのに、なぜこのように大量の食品が廃棄されてしまうのでしょうか。
飢餓問題の解決に取り組む非営利団体であるハンガー・フリー・ワールドは、以下のような理由を挙げています。
(1)新商品販売や規格変更や、キャンペーン商品の売り出しなど、新たな商品配置のために店頭から食品が撤去されてしまう。
(2)在庫として抱えているうちに販売できなくなってしまったもの。
(3)製造過程で発生する印刷ミスなどの規格外品を、食べられるのに廃棄してしまう。
(4)飲食店での食べ残し、客に提供できなかった仕込み済みの食材。
(5)家庭での、使いきれずに期限切れとなってしまった食材や食べ残し。
どれも、心当たりのあるものばかりだと思いませんか?
つい数十年前まで、日本はそこまで豊かな国ではありませんでした。豊かになったからといって、毎日食べ物を大量に捨ててしまうことには心が痛みます。