イラッとしたら90秒だけ避難すべし!マインドフルネスの活用法
から抜粋された文章です。
「自発的に引き起こされる(感情を司る)大脳辺緑系のプログラムが存在しますが、このプログラムの一つが誘発されて、化学物質が体内に満ちわたり、そして血液からその物質の痕跡が消えるまで、すべてが90秒以内に終わります。
たとえば怒りの反応は、自発的に誘発されるプログラム。ひとたび怒りが誘発されると、脳から放出された化学物質がからだに満ち、生理的な反応が引き起こされます。
最初の誘発から90秒以内に、怒りの科学的な成分は血液中からなくなり、自動的な反応は終わります。もし90秒が過ぎてもまだ怒りが続いているとしたら、それはその回路が昨日し続けるようにわたしが選択したからです」(「第15章自分で手綱を握る」より)
つまり怒りの感情は、「90秒」で血中からなくなるというのです。
だとすれば、その90秒さえやりすごすことができれば、落ち着いた対応が可能になるともいえるのではないでしょうか?
だからこそ著者は、かっとなって部下を怒鳴りつけそうになったり、子どもに手をあげそうになったりしたら、まずはその場を離れることを勧めています(もちろん、子どもの様子は見える場所に)。