これで正しい発音がわかる!アクセント辞典が18年ぶりに大改訂
と考えてもいいということかもしれません。
■ベテランアナウンサーほど戸惑う改訂ぶり
これで5回目の改訂となるNHKのアクセント辞典ですが、「これぞ現代のアクセント辞典」と謳っているだけあって、これまでとはくらべものにならない大規模な改訂になりました。
まず目を引くのは、1966年の改訂から使われてきたアクセントを示す記号が、一新されたこと。
ひとつの単語のなかで、「どの音までを高めに発音し、どの音から下げるか」を示すために、これまでは「棒カギ式」と呼ばれる記号が使われていました。
しかし今回はもっと単純に、「ここで音を下げる」ことを示す「斜線」が採用されたのです。
……というのは、アナウンサーにとっては非常に衝撃的なニュースなのですが、ちょっと専門的な話ですので深い説明は省きますね。
アクセントの記号が変わるのと同時に、これまで正しいとされてきたアクセントについても、いまではほとんど使われていないものは削除され、実際の放送でよく使われているアクセントに変更されています。たとえば「二次会」という単語。
これまで、「スズラン」と同じように、「にじ」までを高く「かい」を下げるのが正しいアクセントとされ、「国会」