45万人の聴覚障害者は不便だらけ!障害者差別解消法で変わる?
(まつもとさん)
まず、「聴覚障害者はみんな手話を知っている」という思い込みをなくすことが必要なのですね。
■私たちにもできるちょっとした配慮とは?
聴覚障害のある人だって、スキルアップのための学びの場や職場の会議、町内会の話し合いに参加する機会を望んでいるもの。
しかし、話の流れがわからない、資料を読んでいると知らないうちに話が進んでいる……など、ハードルが高くてなかなか参加しづらいのだとか。そんなとき、「きこえる」人たちが「きこえない」人たちのためにできることはなんでしょうか?
たとえば講座に参加するときであれば、前もって資料をもらう、隣に座った人にはいま話しているところを指差ししてもらう、資料を読むのに夢中になっているとき、講師が話しはじめたら肩を叩いて教えてもらう。
そういう、ちょっとした「配慮」をしてもらえたらだいぶ助かるとまつもとさんはいいます。
「手話通訳になにからなにまで依頼することはできません。でも、『ちょっと配慮がほしい』という場面は日常的にたくさんあります。
ちょっとしたことでも協力してもらえたら、とてもありがたいです」(まつもとさん)
■障害者差別解消法だけで社会は変わるのか
最後に、障害者差別解消法ができたことで障害者が生活しやすくなっていくかどうかについて意見をきいてみたところ、「5分5分」