なんと週4日で年収600万円!弁護士ぐらい割のいい仕事とは?
畜産技術協会のホームページによると、受講資格は高卒以上25歳までで、「身体強健で視力1.0以上(矯正可)」。入所にあたり学科試験もありますが、おおむね高校卒業程度の学力があればパスできるようです。
養成所で知識や技術を習得してから、さらに1~2年ほど孵化場で実務経験を積み、高等鑑別士考査を受けなければなりません。
その考査に合格し、社団法人畜産技術協会への登録を経て、晴れてプロの初生雛鑑別師と名乗ることができるのです。
■研修で半数が脱落するほど過酷!
ただ、入所後にかかる費用は100万円以上で、研修自体もとてもハード。1日に鑑別する雛の数はおよそ8,000~1万羽で、しかもミスが許されるのは1万羽に10羽まで。なんと99.8%もの精度が求められるのです。
しかも、約2,000種類ある判別パターンもひとつひとつ覚えなければならないため、途中で挫折する人も少なくありません。
資格取得を目指して養成所に入ってもやめていく人が多く、仕事に関するサイト『日本の人事部』によると、実際に資格取得までたどり着く人は「入所者のわずか半数ほど」。
プロの初生雛鑑別師として活躍するためには、数々の困難を乗り越えなければならないのですね。