メラビアンの法則は矛盾だらけ!言語の伝達力が7%説は大間違い
が機能しませんから、社内マネジメントに深刻な影響を及ぼします。
視覚(ビジュアル)で55%が理解できるのなら、母国語でない吹き替えなしの映画を見て55%も内容が理解できることになります。言葉がわからずに内容の55%が理解できるとは驚きです。
なぜ、このようなトンデモ理論がいまだに使われるのでしょうか。これは私の推測ですが、「55%+38%+7%=100%」なので、数値の指標として使いやすいからではないでしょうか。
また、社会におけるコミュニケーションの重要性は誰もが理解していますから、コミュニケーションを説明するにあたって便利な指標なのだと思われます。
ところが困ったことに、未だに“メラビアンの法則の素晴らしさ”を教えている先生が大勢いらっしゃいます。学生向けの就職セミナーや、ビジネスマナー研修などで形を変えながら受け継がれているようです。
■メラビアンが自身のサイト上で注意喚起!
メラビアンの実験は「maybe」いう単語をさまざまな声質で録音して聞かせ、どのような印象を受けたかを測定するものです。
強い発音では、普通の発音よりも「そうかもしれない」と感じたことが立証されました。