95%の女性が犠牲に!エジプト「女性器切除」の残酷すぎる実態
みなさんは、海の向こうに“女性器が切除される女性がいる”という話をご存知でしょうか?
いまだに世界では、女性に対して残酷な差別や人権侵害が存在しています。その最たるものが、アフリカの国々で行われている、いわゆる女性器の切除(female genital mutilation:FGM)です。
エジプト当局の直近の調査で、既婚女性の約92%が女性器の切除を受けていたことがわかり、世界中で衝撃が走っています。
知ることこそが、根絶への第一歩。今回は『International Business Times』を参考に、あまりにも残酷なこの風習の実態を見ていきたいと思います。
■アフリカ女性の出産時死亡率は先進国の175倍
まず、女性器の切除とは、アフリカ諸国で成人儀礼として行われている風習で、女性の外性器(クリトリス、小陰唇、大陰唇)のすべて、または一部を取り除く行為を指します。
女性の性欲を減退させ、結婚前の処女性を守る名目で行われていると考えられますが、実際には、健康への悪影響は極めて大きく、良い側面はまったくありません。
施術中も、施術後も強烈な痛みを伴い、長期にわたって女性の健康に大きな悪影響を与えます。