経済学者ピケティに学ぶ!個人的な格差を解決する3つのポイント
そのためのポイントは次のとおりです。
■格差を解決できる3つのポイント
(1)高い成長率の企業で働く
他人より高い成長率を実現するシンプルな解決策は、高い成長率の企業で働くこと。就職活動の際、売上の成長率や給与の伸び率などを調べ、希望職種のなかでより高い成長率を記録している企業に就職する。
ピケティが導き出した有名な式“r>g”とは、資本収益率“r”が経済成長率“g”よりも高いことを示したものですが、高い成長率の企業で働けば、“r”を上回る“g”を実現することも不可能ではないと著者は説明するわけです。
(2)個人で高い成長率を実現する
個人の努力によって、人より高い成長率を実現することは、格差問題解決の対策として有効。
そして『21世紀の資本』にあてはめれば、人口が増えるというのは、労働に従事する人が増えるということ。つまり、個人レベルでは労働時間を増やすということ。
一方、ひとりあたりの産出像とは生産性の向上なので、個人が生産性を高めていけばいいということに。
つまり、労働時間の増加と生産性の向上で、平均よりも高い成長率を実現していけばいい。具体的には、1.労働時間を多くする、2.生産性を高くする、この2点がポイントだそうです。