学歴も性別も関係なし!実はどんな組織にも「エースが2%いる」
ただし、その基準は、多くの人が思い描いているようなエース像とは大きく異なっているのだとか。
■現実とは異なる一般的なエース像
一般的なエース像とは、上司から与えられた課題を効率的にこなし、動機よりも入社早々から業績が高く、上司から高い評価を得ている、といったものであるはず。
しかし、いまの時代において、将来の会社を担って立つエース像とはかけ離れているというのです。
そしてもうひとつのポイントは、一流企業だけでなく、中小企業やベンチャーにも同じ割合でエースがいるということ。
一流企業を出ているわけでも、特別な資格を持っているわけでもないけれども、間違いなくエースであるといえるタイプ。
■中小企業でもエースは全体の2%
そして、実体験に基づく裏づけがあるからこそ、著者は「ある集団が形成されるとその中で2%程度のエースが出現する」と結論づけています。
逆にいえばそれは、たとえ一流大学を出て一流企業に入社したとしても、そのなかでエースとなるのはやはり2%程度だということ。ましてや「一流企業だけでなく、中小企業やベンチャーにも同じ割合でエースがいる」のだとすれば、それが男性である場合も、女性である場合も考えられるのではないでしょうか?
つまり著者は本書において、そのような観点に基づき、エースたちの考え方、行動の仕方の基準を明らかにしているのです。