「次は絶対に当たる!」とギャンブルにハマってしまう真相が解明
の6とおりです。このときに偶数が出る確率を「P」とすると……。
P=事象Aが起こる場合の数/起こりうるすべての場合の数
P=偶数の3通り/サイコロの目6通り=3/6=1/2
つまり、偶数が出る確率は1/2ということになるわけです。
また、事象Aが起こらない事象を「事象Aの余事象(この場合はサイコロの奇数の目)」といい、この余事象が出る確率は1-Pでやはり1/2です。
2回目にサイコロを振るとき、1回目と同じように偶数が出るかといえば、確率はまったく変わりません。
このように、一回ずつ「事象A(偶数の目)」と「事象Aの余事象=事象B(奇数の目)」試行の確率が変わらないことを「互いに独立」しているといい、同じ状況下の結果がお互いの結果に影響しないとき、それを「独立試行」といいます。
■「連続で●●が出たから次は××が出る」が大間違いな理由
さて、先ほどのルーレットの話に戻して考えてみましょう。
1回目、2回目、3回目、4回目、5回目……と赤が出たところで、次の6回目に黒が出る確率は上がるのでしょうか。
これは先ほどの「前までの結果が今回の結果に影響を及ぼすこと」のない、「独立試行」