2年後には読まれる時間が35%低下?世界中で進行中の新聞離れ
■新聞だけでなく雑誌を読む時間も減っている
今回の調査は、新聞だけでなく、印刷された出版物の劇的な読者数減少も示しました。イギリスでは2010年から2017年で、雑誌読者が一日に雑誌を読む平均時間は58%減少し、たったの2分になるといいます。
世界的な時間の平均は29%、7.3分も落ちるとも予測されています。
今回の調査で「出版社が、日々の生活に伝えたい内容を拡散する方法を見つけると、消費者は積極的にその内容を取り入れていく。このことは出版社の読者数獲得と契約の増加にもつながる」ということが示されたようです。
以上のデータから、世界的に、新聞読者が減少していることがよくわかりますね。新聞だけでなく、雑誌などの読者も減少傾向にあるということも日本と同様です。
これからの出版業界は大丈夫なのかと、一抹の不安を覚えます。
同時に、今後のメディアが私たちにどのような情報を、どうやって与えてくれるようになっていくのか、その変化にも注目ですね。
(文/和洲太郎)
【参考】
※Time spent reading newspapers worldwide falls over 25% in four years-the guardian