2年後には読まれる時間が35%低下?世界中で進行中の新聞離れ
調査では、新聞を読む時間の平均が、2013年と2014年ではそれぞれ3.4%と3.3%増加しており、ゼニス・オプティメディアの予測通りにはならなかったようです。
■インターネットでのニュース消費は拡大中
一方、インターネットを使ってニュースを読む平均時間は、1日あたり18.2分で5.4%しか低下しない、という予測となりました。
ゼニス・オプティメディアの予測長であるジョナサン・バナー氏は、「デバイスの成長は、伝統的な紙媒体の消費から携帯やタブレット、デスクトップの消費への移行にあった」といいます。
イギリスでは、インターネットの使用が劇的に増加しており、インターネットの平均利用時間は2010年から2014年までの間に一日82分から2時間7分と、実に55%も増加。
2017年までには、一日2時間25分、2010年の143%にも到達するだろうと予測されています。
この調査はイギリスの2,000万のスマートフォンユーザーが携帯で、1,900万近くの人がタブレットを使ってニュースを見ることを推定しており、メディア監督機関の『オフコム』は、じつにイギリスの半分の家庭がタブレットを所有していると見積もっています。