才能は1個じゃない!アドラー的「仕事で成功する人」の特徴2つ
■ただ「仕事ができる」だけじゃ成功しない!
一方がよければ片方が悪い、一方を得ると片方を得られないといったトレードオフ的な捉え方はナンセンスであって、現実には“共同体感覚と優越性を追求する意識”の2つを持つことも、それを実現して社会的に有用な人になることも可能だということになります。
日本では社会的に成功することを考えた場合、仕事の能力に磨きをかけることばかり考えてしまいがちですが、人間関係を築く能力を磨くことも忘れるべきではありません。
社員研修などで「社会人はテクニカルスキルとヒューマンスキルの両方を磨け」という話を聞いたことがありませんか?つまり、「仕事ができる」だけではダメということです。
本書には、「劣等感を力に変える処方箋」というサブタイトルがついています。ページのどこかにあなたの心におだやかに作用する文があるかもしれません。
(文/猫野うた)
【参考】
※和田秀樹(2015)『人と比べない生き方』SBクリエイティブ