3分の1は氷でできている?今話題の「冥王星に関する真実」8つ
で説明したとおり、冥王星は海王星よりも太陽に近づく時期があります。このときは、普段表面を覆っている氷が溶け、大気をつくります。この大気は、おもに窒素と、若干のメタンと一酸化炭素からできています。太陽から離れると、大気は再び氷に戻ります。
■8:冥王星初の探査機は2006年
地球からあまりにも遠いため、これまで冥王星を訪れた探査機や宇宙船はありませんでした。2006年に打ち上げられたニュー・ホライズンズが、今年7月に最接近をしたのが、人類が初めて冥王星にもっとも近づいた瞬間でした。
そしてこのときにニュー・ホライズンズから送られてきた画像は、これまででいちばん地球から離れた場所の画像ということになります。
ニュー・ホライズンズは7月に冥王星に最接近した後、2020年ごろまでの予定で、エッジワース・カイパーベルトと呼ばれる太陽系外縁の領域にある天体を探査します。
みなさんもたまには空を眺めて、広大な宇宙に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?
(文/松丸さとみ)
【参考】
※Pluto Facts – Interesting Facts about the Dwarf Planet Pluto-space-fact.com