グローバル化の指標「国際会議主催都市」、圧倒的首位の国は?
その追随を許したくない考えだ。
マリーナベイ地区の夜景(写真:筆者が撮影)
2020年東京オリンピックに向けた日本の動き
いまの地位も盤石とは言い切れない日本も、MICE事業の強化に乗り出している。観光庁は「2030年にはアジアNo.1の国際会議開催国として不動の地位を築く」という政府目標のもと、「グローバルMICE強化都市」の募集を開始した。
2013年6月に選定した、東京、横浜、京都、神戸、福岡、大阪、名古屋の7都市に、新たに4都市程度を加える。選ばれた都市には、国が都市の調査分析やアドバイザー派遣、プロモーション支援などを実施する。
また、MICE事業行う大手2団体が合併し、新たに「日本コンベンション協会」を設立。専門委員会などを通じて、MICE産業の発展と活性化、国際競争力の強化を推進していくことがそのねらい。
同協会では、2020年に開催される「東京オリンピック・パラリンピック」を世界最大のMICEと位置づけている。
世界中の日本に対する関心が高まる大きな節目で、国際会議主催都市としての存在感を高めていけるだろうか。
(text : 岡 徳之 )
参考:日本政府観光局(JNTO)国際統計
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