中国はインドネシアの独立記念日があった8月、ジャカルタで自国の高速鉄道の展示会を開催。そこで中国大使は、日本の新幹線方式を名指しこそしなかったものの、国際規格ではなく、部品代やメンテナンスが高くつくと批判した。
6月には中国の鉄道車両製造会社や研究機関らは、鉄道の研究開発拠点を設立。地元にあたる中国西部の市場、そして東南アジア市場を開拓することを念頭に鉄道に関わる技術の研究や開発を行っていく。
勝つのは、海外で高く評価される技術と経験を持つ日本勢か、それとも同国の豊富な資金をバックに食い込もうとする中国勢か。いま、旅行客も多く集まる東南アジアは、実は鉄道市場の主戦場でもあるのだ。(text : 岡 徳之 )
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