ひまわり畑に臨時停車!バンコク発「ひまわり列車」の旅
3等車は往復で1枚1,000円程度。私は3等車の切符を2人で4枚購入し少し楽をすることにした。これでも1等車を2枚買うよりは安くつく。
ファーランポーン駅を出た時は空席が目立った車内も、駅に停車するごとに客が乗車し、バンコクの都心を離れる頃には満席となった。3等車はタイ人の家族連れや仕事仲間のようなグループ客が多く、乗車すると同時に食べ物を取り出して遠足状態になっている。タイ人は仲間で旅行に出かけるのが大好きである。
少しずつひまわりの花が増えていく:著者撮影
バンコクを出て3時間ほど経つと少しずつひまわりの花が見えてくる。畑によって花の咲く時期が少しずつ違うようで、「本当に広告のように綺麗な景色が見られるのかなぁ」と不安になってきた頃、目の前一面にひまわりの花が広がった。
「おおっ」と思ったら、ホームもない畑の真ん中で停車。
ひまわり畑の前で臨時停車:著者撮影
どうもここで列車を降りてひまわり畑を見学するようである。周囲にはいくつか屋台が出ており、乗客が下車するのを待っている。列車を降りて畑の中を右へ左へと歩き回り、南国のひまわりを十分堪能した。30分ほど経つと笛の音が聞こえる。