ラオスのカオソーイは、タイのとは違い普通のスープで発酵味噌ペーストがトッピングされている。看板もない普通の食堂だが空腹のせいもありとても美味しく感じた。
夕方、ウドムサイ唯一の観光スポットでもある「プー・タート」に行った。小高い丘の上にお寺があり、ウドムサイの街が見下ろせ夕陽スポットとして有名らしい。ゲストハウスのすぐ前にあり10分ほど階段を登ると頂上についた。仏塔と仏像がありお寺があった。山に沈む夕陽なので水平線に沈む夕陽のようにダイナミックではないけど旅先で見る夕陽は心に残るものが多い。翌朝、カオソーイを食べ、再びプータートに登りウドムサイの街を眺めた。
観光地でもないけど見知らぬ街を訪れ、名もない食堂でローカルフードを食らい、あてもなく街を彷徨う。自分の中に旅の記憶として刻まれてゆく。そんな旅があってもいいと思う。
著者撮影 ラオスのカオソーイ
著者撮影 プータートの丘にある仏塔
著者撮影 プータートから眺める夕陽
著者撮影 ウドムサイの街を流れるコー川
(text & photo : 中島貴義)
熱帯写真家フォトエッセイ「アジアの街角から」
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