2023年11月18日 22:10
納品当日、大将「100万円分キャンセルで」⇒途方に暮れた私に声をかけてくれた競合店に納品した結果
だから、見せられるわけがないと強気の新大将は、1万円という無茶苦茶な金額での買い取りを要求。
100万円分を1万円でなんて、無理に決まっています。その上、「1万円で渡さないなら、今後の取り引きはなしだ! それが嫌なら、置いていけ。ついでに今後はこれまでの3割の値段で売れ!」ととんでもない要求をしてきました。私はその場で今後の取引を一切おこなわないと伝え、交渉は決裂しました。
逆転の舞台裏
結局、予約分の魚を確保するために新大将夫婦はスーパーをはしごしました。値引きして安く仕入れる作戦が失敗に終わったと思いきや、「スーパーで安価に確保できて結果オーライかな」と大喜び。
一方、私は勢いで出てきてしまったものの大量の魚がキャンセルになり困っていました。
そのとき、目の前のお寿司屋の女将さんに会い、今起きたことを話すとすべての魚を購入してくれることに。100万円分購入されても、使い切れないんじゃないかという私の心配もよそに、使い切れる見込みがあると全部購入してくれました。私は感謝と安堵の気持ちでいっぱいでした。
そのころ、高級寿司店では新たな問題が勃発。大食いの客たちが店に現れ、魚の質に疑問を呈し始めたのです。