2023年9月6日 23:10
父が余命半年と知った兄と姉「遺産は末っ子以外で分ける」父「遺産相続は放棄しろ」まさかの結末に!?
3人を問いただしたこともありますが、聞く耳を持たず……。それどころか、まだ父が生きているというのに遺産の話を始める始末。もめる前に話し合っておくべきという兄の意見もわかるのですが、パニ子は今すぐに話すことでもないと思っています。しかしある日、兄が姉とともにパニ子の元にやって来て宣言しました。
「遺産はすべて末っ子以外で分ける!」
「とにかく決まったことだからな!!」
パニ子は遺産目当てで看病しているわけでもなく、今はとにかく父と一緒にいたいという気持ちが強かったので、そんなことはどうでもよかったのです。
父が残した言葉の意味とは?
それからも、徐々に進行していく父の病状を見守りながら過ごす日々が続いていました。いつものようにパニ子が病室に行くと、そこには珍しく兄たちの姿がありました。「お兄ちゃん、お姉ちゃん、来てくれたの?!」
とパニ子が話しかけると、どうやら先生と話している最中のようです。
兄たちは寝ている父の横で、あろうことか「あとどのくらいですかね?」なんて聞いていました。ずいぶんな物言いに、先生も困惑気味。何より、父がいる場で話すことではないと、パニ子は兄たちを追い出しました。