洗っても落ちない「疲労臭」!対策のカギはビフィズス菌?
と「ビフィズス菌」に深い関係があるかもしれないことを発見しました。
医薬品にも使われる素材「ラクチュロース」の新たな可能性
共同で実施した試験において、ラクチュロース(牛乳由来のオリゴ糖)を継続的に摂取すると、摂取とともに皮膚のアンモニアの放散量が減少し、摂取15日後には有意に減少したことが分かりました。
またビフィズス菌は、ラクチュロースの摂取前よりも摂取後の方がその数や割合が明らかに増えていました。
つまり、大腸のなかのビフィズス菌が増えることによってアンモニアの放散、いわゆる「疲労臭」を抑制できる可能性があると考えられます。
ビフィズス菌が増えることで「疲労臭」が抑制されるメカニズム
関根先生が「疲労臭」抑制の一番大きい要因と考えているのは、ビフィズス菌が大腸でつくる乳酸や「短鎖脂肪酸」の一種である酢酸の存在です。この酸が大腸内を(弱)酸性にすることで、アンモニアが腸から血中に移行しにくい形に変わったり、悪玉菌の活動を抑制して、そもそもアンモニアが生み出されにくくなっている可能性があります。
ビフィズス菌で「短鎖脂肪酸」を増やそう
ビフィズス菌を増やすためには、ビフィズス菌入りのヨーグルトを選ぶのが理にかなっています。