自供から発覚
当ニュースでも既報した、2人の男が保険金目的に、横浜市の女性を溺死させたとされる事件で、神奈川県警が捜査のミスを認め謝罪をした。多数のメディアが一斉に報じた。
事件は横浜市の内装工「新井竜太」被告と、埼玉県の無職「高橋隆宏」被告が、2009年8月におじを殺害したとして逮捕され、取り調べを受けている際に、「横浜市でも女性を殺した」と供述したことから発覚。
※画像はイメージ
当初判断は事件性なし
この事件では、殺害された女性と高橋被告の間には養子縁組が結ばれており、高橋被告は女性の死亡後、約3,600万円の保険金を受け取ったとされる。
神奈川新聞によれば、県警は女性に外傷がなかったことや、両被告による下記のような供述を信用し、事件性はないと判断したという。
「飲酒して風呂で寝てしまうことが多く注意したことが何度かあった。前夜も遅くまで飲酒していた」
保険会社からも問い合わせがあったが・・・
また2007年8月には、保険会社からも問い合わせがあったが、判断は変わらなかった。この件について県警は下記のような謝罪と反省の意思をメディアに表明している。
「関係者の供述をうのみにし、徹底した周辺捜査を怠った」
「事件性が低いとの判断から解剖せず、水死の背景を明らかにする機会を失った」
「署判断だけに任せず関係者や背景などを細かく聞いて多角的に検討、事件性の有無をより慎重に行っていく」
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